伊勢神宮の「式年遷宮」について調べてみたら、知らなかったことがたくさんありました。
20年に一度の建て替えというだけではなく、木を伐り、運び、社殿を造り、御装束や神宝まで新しくする。
「えっ、そこまでやるの?」と思うほど、長い年月と人の手によって受け継がれている伝統です。
そうやって式年遷宮のことを知っていくと、今度は不思議なもので、
「実際に伊勢神宮へ行って、この空気を感じてみたい」
そんな気持ちになってきました。
そこで今回は、せっかく伊勢まで行くなら、急ぎ足ではなく、
外宮・内宮をゆっくり参拝しながら、おはらい町や伊勢グルメも楽しむ「大人の1泊2日旅」を考えてみました。
なぜ今、伊勢神宮へ行きたいの?
伊勢神宮は、内宮と外宮を中心に125の宮社からなる「神宮」です。
内宮には天照大御神、外宮には豊受大御神がお祀りされています。
そして今は、第63回式年遷宮が進んでいる時期。
式年遷宮は20年に一度行われるため、いつ訪れても同じというわけではありません。
遷宮に向けて行われるさまざまな祭りや行事を知ってから参拝すると、
「この木も、どこかで遷宮につながっているのかな」
「この伝統も、ずっと受け継がれてきたものなんだ」
と、今までとは少し違った目で伊勢神宮を見ることができそうです。
歴史を知ってから訪れる。
これも、大人の旅の楽しみ方のひとつではないでしょうか。
伊勢神宮1泊2日モデルコース
今回は、電車などで伊勢へ向かい、現地では無理をせず、外宮・内宮を中心に巡るプランです。
1日目
伊勢市駅
↓
外宮参拝
↓
外宮参道でランチ
↓
ホテルチェックイン
↓
伊勢の夜をゆっくり楽しむ
2日目
ホテル
↓
内宮参拝
↓
おはらい町・おかげ横丁
↓
伊勢グルメ&お土産
↓
帰路
ポイントは、「全部見ようとしない」こと。
伊勢神宮には見どころがたくさんありますが、せっかく遠くまで来たのなら、時間に追われず、自分のペースで歩きたいものです。
【1日目】まずは外宮から参拝
伊勢神宮を訪れるなら、まず向かいたいのが外宮です。
伊勢神宮では、特に決まりがあるわけではありませんが、昔から外宮から内宮の順に参拝するのがならわしとされています。
外宮にお祀りされているのは、豊受大御神。
衣食住をはじめ、私たちの生活に欠かせない恵みを司る神様として崇敬されています。
外宮でゆっくり歩きたい場所
正宮だけを目指して急いでしまうのではなく、参道の空気を感じながら歩いてみたいところ。
木々に囲まれた境内を歩いていると、街中とはまったく違う静けさに包まれます。
神社好きの私としては、こういう時間がたまらないのです。
「何か特別なことをしなくても、ただ歩くだけで気持ちが落ち着く」
そんな場所って、ありますよね。
外宮参拝のあとは、外宮参道でランチ
参拝のあとは、外宮参道へ。
伊勢市駅から外宮へ向かうエリアには飲食店や土産物店などが並び、伊勢旅の楽しみのひとつです。
伊勢に来たら食べてみたいのが、
- 伊勢うどん
- 手こね寿司
- 松阪牛
- 伊勢の海の幸
など。
せっかくの大人旅ですから、名物を一つ二つ味わいながら、休憩も兼ねてゆっくり過ごしたいですね。
【1日目の午後】ホテルへチェックイン
伊勢神宮は日帰りでも参拝できます。
でも、私はあえて、
「伊勢は1泊して楽しみたい」
と思っています。
理由はシンプル。
日帰りだと、どうしても時間を気にしてしまうから。
「次の電車は何時?」
「まだ内宮を見ていない」
「お土産も買わなくちゃ」
と、時計を見ながらの旅になりがちです。
1泊すれば、参拝の前後にホテルで休憩できます。
夕食を楽しみ、翌朝もゆったり。
大人の旅なら、これくらいの余裕があってもいいと思うのです。
伊勢神宮周辺のホテルは「何を重視するか」で選ぶ
ホテル選びは、単純に「人気ランキング」だけで決めなくてもいいと思います。
例えば、
| ホテル選びのポイント | こんな人におすすめ |
|---|---|
| 駅から近い | 電車・バスで移動したい |
| 外宮周辺 | 外宮参拝を重視したい |
| 内宮周辺 | 翌朝の内宮参拝を楽しみたい |
| 温泉・大浴場 | 旅の疲れを癒やしたい |
| 食事重視 | 伊勢の味覚を楽しみたい |
| 少し贅沢 | 今回はゆっくり旅をしたい |
「どこに泊まるか」も、旅の一部。
そう考えると、ホテル選びも楽しくなります。
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【2日目】いよいよ内宮へ
2日目は、いよいよ内宮へ。
内宮には、皇室の御祖先の神と仰がれ、私たちの大御祖神として崇敬されている天照大御神がお祀りされています。
内宮の入口に立つ宇治橋を渡ると、空気が少し変わったように感じる人も多いのではないでしょうか。
私なら、ここではできるだけ急がずに歩きたい。
スマホで写真を撮ることも忘れて、時々立ち止まりながら、木々や五十鈴川の景色を眺める。
そんな時間も旅の思い出になります。
朝の内宮参拝もおすすめ
伊勢神宮は朝5時から参拝できます。
季節によって参拝停止時間は異なります。
もちろん、無理に早朝に行く必要はありません。
ただ、ホテルを少し早めに出て、朝の内宮を歩くのも素敵です。
昼間とは違う静かな時間帯に参拝できるのは、1泊するからこその楽しみ。
「早起きしてでも行く価値がある?」
と聞かれたら、
「一度は体験してみたい」
私はそう思います。
内宮参拝のあとは「おはらい町」へ
参拝を終えたら、お楽しみのおはらい町へ。
ここからは、少し肩の力を抜いて、伊勢グルメやお土産を楽しみましょう。
伊勢といえば、やっぱり赤福。
そして伊勢うどんや手こね寿司など、旅先ならではの味も気になります。
神社を訪れることが目的だった旅が、
「食べる・歩く・買う」
という楽しみに広がっていきます。
これも伊勢旅のいいところですね。
「おかげ横丁」で伊勢らしい時間を楽しむ
おはらい町の散策と合わせて訪れたいのがおかげ横丁。
昔ながらの伊勢の雰囲気を感じながら、食べ歩きやお土産探しを楽しめます。
ただし、ここでも大人旅なら「全部回らなくちゃ」と頑張らないこと。
気になるお店があれば入ってみる。
疲れたら休憩する。
おいしいものを見つけたら食べる。
旅は、予定通りに進まなくてもいい。
そんな余裕があってもいいと思います。
式年遷宮を知ってから見る伊勢神宮は少し違う
今回、式年遷宮について調べてみて、一番感じたのはここでした。
今までなら、
「立派な社殿だな」
「すごくきれいな場所だな」
と思っていた景色の向こう側に、
何百年、何千年と受け継がれてきた人々の営みがある。
御神木を育てる人。
木を伐る人。
運ぶ人。
社殿を造る職人。
御装束や神宝を調製する人。
そして、祭りを支える人。
そうした人たちの力によって、式年遷宮は続いています。
第63回式年遷宮も2033年秋の「遷御の儀」に向けて進行中です。
伊勢神宮では33のお祭りと行事が予定されており、2026年から2027年にかけても御木曳などの行事が行われていきます。
だから今、伊勢を訪れるというのは、
「式年遷宮が終わった伊勢を見る」のではなく、
「次の遷宮へ向かって動いている伊勢を見る」
ということでもあるのです。
伊勢神宮への旅は急がないほうがいい
伊勢神宮を訪れるとき、
「内宮と外宮を回らなくちゃ」
「お土産を買わなくちゃ」
「おかげ横丁も行かなくちゃ」
と、予定を詰め込みたくなります。
でも、人生後半の旅なら、少し考え方を変えてもいい。
朝はゆっくり。
参道を歩く。
神宮で静かな時間を過ごす。
おいしいものを食べる。
ホテルで休む。
そして翌日、またゆっくり参拝する。
「たくさん見る旅」から「心に残る旅」へ。
そんな伊勢旅行も素敵ではないでしょうか。
伊勢神宮の式年遷宮を知ったら、実際に訪れてみませんか?
最初は、ただ「式年遷宮って何だろう?」と思って調べ始めただけでした。
ところが、調べれば調べるほど、
「こんなに長い時間をかけて受け継がれているんだ」
「こんなに多くの人が関わっているんだ」
と驚かされました。
そして、最後にはやっぱり、
「一度、伊勢神宮へ行ってみたい」
という気持ちになりました。
神社が好きな方はもちろん、
「最近、少しゆっくり旅をしたい」
「歴史のある場所を訪ねたい」
「心が落ち着く場所へ行きたい」
そんな方にも、伊勢はおすすめしたい旅先です。
2025年から始まった第63回式年遷宮は、2033年に向けて今まさに進行中。
今しか見られない伊勢の姿を、ゆっくり訪ねてみる。
次の旅先に、伊勢神宮を選んでみませんか?
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