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神在月に巡りたい出雲五社・出雲大社だけじゃない神々が集う神社をめぐる大人旅【2026年版】

「出雲といえば、出雲大社」

もちろん、それは間違いではありません。

けれど、出雲を少し深く旅してみると、出雲大社だけでは見えてこない「神々の国・出雲」の姿に出会います。

全国から八百万の神々が集まると伝えられる「神在月」

旧暦10月になると、出雲では全国の神々をお迎えする「神迎祭」に始まり、「神在祭」、そして神々をお送りする「神等去出祭」が行われます。

そして、神々が集う場所は出雲大社だけではありません。

2026年、出雲大社が「旧暦出雲の神在社」として案内しているのが、

  • 出雲大社
  • 日御碕神社
  • 朝山神社
  • 万九千神社
  • 熊野大社

の5社です。

せっかく神在月に出雲を訪れるなら、出雲大社だけで終わらせず、この5社をめぐってみませんか。

にぎやかな観光地だけを追いかけるのではなく、静かな境内に立ち、神話や歴史に思いを馳せる。

そんな「大人の出雲旅」なら、きっと旅の印象も変わります。

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 神在月とは?なぜ出雲だけ「神在月」と呼ぶの?

一般的には旧暦10月を「神無月」と呼びます。

ところが、出雲ではこの月を「神在月(かみありづき)」と呼びます。

その理由は、全国の八百万の神々が出雲の国に集まると伝えられているから。

神々は出雲に集まり、人には知ることのできないさまざまな事柄について「神議り(かむはかり)」を行うと伝えられています。

特に有名なのが「縁」

男女の縁をはじめ、人と人とのさまざまな縁について神々が話し合うとされることから、出雲は「縁結びの聖地」として知られるようになりました。

ただし、ここでいう「縁」は恋愛だけではありません。

仕事との縁。

友人との縁。

土地との縁。

人生を変える出来事との縁。

そう考えると、「縁結びの旅」は若い人だけのものではありません。

人生の後半だからこそ、

「これからどんな人や場所と出会いたいだろう」

そんなことを考えながら神社を巡るのも素敵ではないでしょうか。

神在月に巡りたい「出雲五社」

今回紹介する5社は、出雲大社が案内している「旧暦出雲の神在社」です。

それぞれに役割や雰囲気が異なり、五社を巡ると出雲の神話世界を立体的に感じられます。

 ① 出雲大社|神々が集う出雲の中心

まず外せないのが、もちろん出雲大社です。

御祭神は大国主大神。

「縁結びの神様」として全国的に知られていますが、大国主大神が結んでくださる「縁」は、男女の縁だけではありません。

人と人、人と仕事、人と土地など、人生に関わるさまざまな「むすび」の神様として信仰されています。

そして神在月には、全国から集まった神々が出雲大社に滞在し、「神議り「かみはかり」または「かむはかり」」が行われると伝えられています。

2026年の出雲大社の神迎神事・神迎祭は11月18日、神在祭は11月19日、23日、25日に行われます。神等去出祭は11月25日です。

 ここで訪れたい場所

出雲大社を参拝するなら、本殿だけでなく境内をゆっくり歩いてみたいもの。

特に神在月には、神々の宿泊所と伝えられる「十九社」や、神議りが行われると伝わる上宮にも注目です。

そして、出雲大社の西にある「稲佐の浜」。

神々をお迎えする神迎神事が行われる場所として知られています。

出雲大社と稲佐の浜をセットで訪れることで、「神々を迎える出雲」という物語が、より身近に感じられるでしょう。

② 日御碕神社|朱色の社殿と日本海を楽しむ

 

出雲大社からさらに西へ向かうと、日本海を望む日御碕へ。

そこに鎮座するのが「日御碕神社」です。

日御碕神社は、下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」と上の宮「神の宮」からなる神社。

日沉宮には天照大神、神の宮には素盞嗚尊が祀られています。

朱色の美しい社殿は、日本海の青とのコントラストが印象的。

「神社巡り」というと、どうしても社殿だけを見て終わりがちですが、ここではぜひ周辺の海景色も楽しみたいところです。

 神在月の日御碕神社

2026年の日御碕神社の神在期間は、11月19日から25日。

11月22日には龍神祭も予定されています。

出雲大社の神在祭と合わせて訪れることで、神在月ならではの出雲の空気を感じることができます。

 大人旅なら「日御碕灯台」も

日御碕まで来たら、時間に余裕があれば日御碕灯台まで足を延ばすのもおすすめ。

 

 

神社、海、灯台。

同じ「出雲」でも、山陰の海岸らしい風景を楽しめる場所です。

 ③ 朝山神社|静かな境内で神在月を感じる

五社巡りの中でも、比較的静かに参拝したい方に注目してほしいのが「朝山神社」です。

出雲大社のような大規模な観光地とは違い、落ち着いた雰囲気の中で神社と向き合えるのが魅力。

神在月の出雲というと「出雲大社の大混雑」をイメージする人も多いかもしれません。

だからこそ、こうした静かな神社を組み合わせることで、大人旅らしいゆったりした時間を作れます。

 2026年の朝山神社

出雲観光協会によると、2026年の朝山神社の神在期間は11月9日から18日。

11月9日には神迎祭が行われます。

五社をすべて同じ日に巡るのではなく、神在月の期間に合わせて何日かに分ける旅もいいでしょう。

 ④ 万九千神社・神々が最後に立ち寄る場所

五社巡りの中でも、ぜひ知っておきたいのが「万九千神社」です。

読み方は、

「まんくせんじんじゃ」

ちょっと不思議な名前ですよね。

この神社には、神在月に全国から出雲へ集まった八百万の神々が、最後に立ち寄ると伝えられています。

ここで神議りを締めくくり、「神宴(直会)」を行ったあと、それぞれの国へ帰っていくとされています。

つまり、神在月の出雲を旅するなら、

「神々が集まる場所」

だけではなく、

「神々が帰っていく場所」

まで訪ねることができるわけです。

 2026年の万九千神社

2026年の神在期間は11月25日から12月4日。

12月4日には大祭・湯立神事・神等去出祭が行われます。

出雲大社の神在祭が終わった後に、万九千神社へ向かう。

そんな「神々の旅の終着点」をたどる旅も面白いですね。

 ⑤ 熊野大社|出雲の古社で神話の世界へ

 

最後に紹介するのが、松江市八雲町に鎮座する「熊野大社」です。

出雲大社からは少し離れますが、出雲の神社巡りをするならぜひ訪れたい古社です。

熊野大社は、出雲國神仏霊場の第15番にも数えられています。

神在月には、こちらでも神迎祭、神在祭、神等去出祭が行われます。

2026年は11月18日から12月4日までが神在期間とされ、11月18日に神迎祭、11月19日に神在祭、12月4日に神等去出祭が予定されています。

出雲大社とはまた違った、古社らしい落ち着き。

境内に立っていると、観光というより「神話の世界を訪ねている」という感覚になるかもしれません。

 出雲五社を一覧で比較

⛩️ 神社 📅 2026年の神在期間 🌿 旅のポイント
出雲大社 11月18日~25日ほか 神在月の中心・縁結び
日御碕神社 11月19日~25日 朱色の社殿・日本海
朝山神社 11月9日~18日 静かな神在社
万九千神社 11月25日~12月4日 神々の旅立ちの地
熊野大社 11月18日~12月4日 出雲の古社・神話

📌神在祭などの神事には一般参拝者が参加できないものや、非公開のものがあります。2026年の日程は各神社・観光協会などの最新情報を確認してから訪問してください。

 神在月の出雲五社巡り、どう回る?

五社を一日ですべて回ろうとすると、かなり慌ただしくなります。

特に50代、60代、70代からの大人旅なら、

「全部見る」より「一社一社を味わう」

くらいの気持ちがおすすめです。

 おすすめは1泊2日~2泊3日

 1日目|出雲大社・稲佐の浜・日御碕神社

まずは出雲へ。

午前中に出雲大社を参拝し、神門通りで出雲そばなどを楽しむ。

その後、稲佐の浜へ。

時間があれば日御碕神社まで足を延ばします。

夕方には宿へ戻り、温泉などでゆっくり。

これくらいのペースが大人旅にはちょうどいいでしょう。

 2日目|朝山神社・熊野大社・万九千神社

2日目は少し足を延ばして神社巡り。

朝山神社から熊野大社へ。

その後、万九千神社へ向かうルートも考えられます。

ただし、公共交通機関だけで五社を効率よく回るのは簡単ではありません。

レンタカーや観光タクシーを利用すると、時間に余裕を持って巡りやすくなります。

出雲観光協会では、2026年度に出雲周遊観光タクシー「うさぎ号」などの旅行企画も案内しています。

[出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ

 神在月の出雲旅は「混雑」も考えておきたい

神在月は、一年の中でも出雲を訪れたい人が増える時期です。

特に出雲大社の神迎神事や神在祭の時期は、多くの参拝者が訪れることが予想されます。

そのため、大人旅では、

「神事を見ること」だけを旅の目的にしない!

ことも大切です。

神事の日程に合わせるのもいい。

でも、それ以上に、

  • 朝の出雲大社
  • 稲佐の浜
  • 静かな神社
  • 日本海の景色
  • 出雲そば
  • 温泉
  • 宿でのゆっくりした時間

を組み合わせる。

これなら混雑に疲れすぎることなく、出雲を楽しめます。

 神在月の出雲で気をつけたいこと

神在月は特別な時期だからこそ、神社を訪れる際には少しだけ心構えも必要です。

神事を「観光イベント」と考えすぎない

神在祭などは、神社にとって大切な祭祀です。

一般の観光客には公開されていない神事もあります。

写真撮影や立ち入りについては、その場の案内に従いましょう。

「見に行く」のではなく、

「お邪魔させていただく」

くらいの気持ちで参拝すると、より心穏やかに過ごせます。

「五社すべて回らなければご利益がない」は考えなくていい

五社巡りを紹介すると、

「全部回らないと意味がないの?」

と思う方もいるかもしれません。

でも、私はそうは思いません。

出雲大社だけでもいい。

日御碕神社だけでもいい。

たまたま立ち寄った小さな神社でもいい。

旅先で心に残る神社に出会えたなら、それもひとつの「縁」ではないでしょうか。

五社巡りは、

ご利益を集めるためのスタンプラリーではなく、出雲という土地を深く知るための旅。

そう考えると、大人の旅としてぐっと面白くなります。

神在月に出雲を旅するなら「縁」を考えてみたい

人生を長く生きてくると、「縁」という言葉の意味が少しずつ変わってきます。

若い頃は、

「素敵な人と出会いたい」

という意味で縁を考えていたかもしれません。

でも人生の後半になると、

「いい友人に出会えた」

「思いがけない場所を知った」

「旅先で忘れられない景色を見た」

「新しいことを始めるきっかけができた」

そんなことも、すべて人生の「縁」だったと思えるようになります。

だからこそ、神在月の出雲は大人に似合う旅なのかもしれません。

神様にお願いをするだけではなく、

「これまでの縁に感謝して、これからの人生にどんな縁を結びたいか」

を静かに考えてみる。

そんな時間を持つだけでも、旅に来た意味があるように思います。

まとめ|出雲大社だけではもったいない「神在月の出雲」

神在月の出雲は、出雲大社だけを訪れて終わるには少しもったいない場所です。

2026年に出雲大社が案内する「旧暦出雲の神在社」5社は、

出雲大社

日御碕神社

朝山神社

万九千神社

熊野大社

です。

神々を迎える場所。

神々が集う場所。

そして神々を送り出す場所。

五社を巡ることで、「神在月」という言葉が単なる観光用語ではなく、長い歴史の中で受け継がれてきた出雲独自の文化として感じられてきます。

そして何より、大人の旅だからこそ、急がない。

一社ずつ、ゆっくり。

境内の空気を感じ、神話に思いを馳せ、出雲そばを味わい、宿では温泉に浸かる。

そんな旅もいいものです。

神様が集まる月に、自分自身も少し立ち止まってみる。

2026年の秋は、そんな「神在月の出雲旅」に出かけてみませんか。

あわせて読みたい|出雲大社をもっと深く知る

📌【出雲大社の謎】なぜ天皇陛下も本殿に入らない?国譲りの神話と大しめ縄の秘密

出雲大社には、知れば知るほど興味深い「謎」があります。

「なぜ天皇陛下も本殿の中には入らないの?」

「大しめ縄はなぜあれほど大きいの?」

そんな疑問から出雲大社を深掘りすると、参拝がもっと面白くなります。

📌 出雲大社の大しめ縄はなぜあんなに大きい?

2026年には8年ぶりとなる大しめ縄の架け替えも行われ、今、出雲大社への注目が高まっています。

📌 出雲大社参拝と一緒に楽しみたい「稲佐の浜・神門通り・出雲そば」

参拝だけで終わらせず、出雲の町歩きやご当地グルメまで楽しむならこちらの記事もおすすめです。

(出典:出雲大社・出雲観光協会)

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