若い頃の旅は、とにかく忙しかった。
有名スポットを巡って、写真を撮って、予定を詰め込んで
「行った気になる」ことが、旅の目的だった気がします。
でも60代になって、旅のしかたが自然と変わってきました。
今は、何を見たかより、どう過ごしたかのほうが大切。
この記事では、「令和シニア」と呼ばれる今の世代が感じている旅の価値観の変化と、無理をしない余白のある旅の楽しみ方をお話しします。
若い頃の旅は「詰め込み型」だった
有名観光地を制覇するのが正解でした
「せっかく来たんだから、あれもこれも見なきゃ」。
ガイドブックのチェックリストを埋めるように、名所を回っていた頃がありましたね。
時間に追われることも楽しかったあの頃
朝から晩まで動いて、帰りの電車で写真を見返して満足する。
あの頃の旅は、疲れさえもイベントの一部だったのかもしれません。
60代になって旅が変わった理由
体力と気力のバランスが変わった
同じ距離を歩いても、翌日に疲れが残る。
無理をすると、旅の思い出より「しんどさ」が強く残ってしまうことありませんか。
「見たい」より「心地いい」を選ぶように
名所を追いかけるより、景色のいい場所でぼーっとする。
そんな時間のほうが、心に残るようになりました。
人と比べなくなった
「みんなが行く場所」より「自分が好きな場所」。
旅が、誰かに見せるものではなく自分のための時間に変わってきた気がします。
令和シニアが選ぶ今の旅スタイル
移動は少なめで滞在は長め
観光地をはしごするより、ひとつの場所にゆっくり滞在。
「移動時間を減らす」だけで、旅がぐっと楽になります。
景色・食事・空気を味わう
朝の空気、窓から見える景色、旬の食事。
派手なイベントがなくても、満たされる瞬間はたくさんありますよね。
写真も「記録」より「気分」
映える写真より、「今の気分」を残す1枚。
撮りすぎないからこそ、旅の余韻も大切にできます。
余白のある旅がくれたもの
疲れない
予定が少ないだけで、体の負担は驚くほど軽くなります。
旅先でイライラしないのも、実はとても大事。
よく眠れる
夜にぐっすり眠れると、翌日が気持ちいい。
旅の満足度は「睡眠」で決まる…と思うことが増えました。
帰ってからも余韻が残る
詰め込み旅は、帰宅した瞬間に燃え尽きがちじゃないですか？
でも余白旅は、帰ってからも心がふわっと温かいままなんですね。
これからの旅は「無理しない」がいちばん
行きたい時に、行ける場所へ
遠くじゃなくてもいい。豪華じゃなくてもいい。
「行きたい」と思った時に動けるのが、いちばん贅沢かもしれません。
予定がなくてもいい
何もしない時間があると、旅はぐっと豊かになります。
「次どこ行く？」を考えない時間も、ちゃんと旅ですから。
一人でも、誰かとでも
一人なら、自分の気分を最優先。
誰かとなら、会話と食事を楽しむ。
どちらも正解で、どちらもいい！
まとめ・60代からの旅は「余白」で満たされる
旅に正解はありません。
でも60代からの旅は、「がんばらない」ことで、心が満たされるようになりました。
これからも、自分のペースで、自分の好きな場所へ。
そんな旅を、ゆっくり重ねていきたいですね。
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