「美容と健康のために」と思って始めたコラーゲン。
それなのに、飲み始めてしばらくしたら、顔に小さなぶつぶつができてしまった。
そんな経験、ありませんか?
実は、私自身がまさにこの経験をしたひとりなんです。
「これは評判がいいから」と有名メーカーのものを試してみても、やっぱり同じ。
別のメーカーに変えてみても、結果は変わりませんでした。
中には「当社のコラーゲンには、肌トラブルを起こす成分は一切入っていません」と自信を持って勧められたものもありましたが、残念ながら私の肌には合わなかったんです。
がっかりしましたし、「私の肌がおかしいのかしら?」と不安にもなりました。
でも、よくよく調べてみると、コラーゲンは誰にでも合うというわけではないんですね。
一人ひとりの体質や、製品に含まれる成分によっては、肌にトラブルを起こしてしまうこともあるのです。
とはいえ、年齢を重ねるごとに気になってくる肌のハリや弾力の衰え。
さらには、膝や腰の関節が以前のようにスムーズに動かなくなってくることもありますよね。
そう考えると、やっぱりコラーゲンのような成分は、私たちの体には必要なもの。
「でも、飲めないならどうしたらいいの?」
そう思って、コラーゲンの代わりになるものはないかと、あれこれ調べてみました。
この記事では、コラーゲンを飲んで肌荒れやぶつぶつができてしまう原因を詳しくご説明しながら、コラーゲンの代わりになる美肌成分を丁寧にご紹介していきますね。
同じようなお悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。
コラーゲンを飲むと、どうして顔にぶつぶつができるの?
まず、なぜコラーゲンを飲むと肌トラブルが起きるのか、その原因を一緒に見ていきましょう。
1. 原料や添加物が体に合わない(アレルギー反応)
市販されているコラーゲンサプリメントの多くは、魚から抽出した「フィッシュコラーゲン」や、豚から抽出したものなど、動物性のたんぱく質を原料にしています。
このため、もともとアレルギー体質の方や、特定の食品に敏感な体質の方は、それに反応してしまうことがあるんです。
具体的には、顔に赤みが出たり、小さなぶつぶつができたり、かゆみを感じたりといった症状が現れることがあります。
特に注意が必要なのは、「魚アレルギー」をお持ちの方や、「ゼラチンに対して過敏症がある」という方。
ちなみに、私自身はこのタイプではないようなのですが、それでもやはり肌トラブルが出てしまったんですね。
2. コラーゲンの摂りすぎで皮脂のバランスが崩れる
コラーゲンは、たんぱく質の一種です。
「体にいいものだから、たくさん摂ればもっと効果があるはず」と思って、つい多めに飲んでしまうこと、ありませんか?
でも実は、コラーゲンを摂りすぎてしまうと、皮脂の分泌が活発になりすぎてしまうことがあるんです。
すると、毛穴が皮脂で詰まってしまい、その結果としてニキビのようなぶつぶつや、吹き出物ができてしまうことがあるんですね。
「良かれと思って」の行動が、かえって肌トラブルを招いてしまうなんて、なんだか皮肉なものですよね。
3. 体に吸収されにくいタイプを飲んでいる
コラーゲンは、そのままの状態ではなかなか体に吸収されにくい成分なんです。
ですから、「低分子ペプチドタイプ」といった、体に吸収されやすく加工されたものを選ばないと、体に負担をかけてしまうことがあります。
特に、腸内環境が整っていない状態だと、せっかく摂ったコラーゲンも効率よく吸収されず、それがかえって肌に悪い影響を与えてしまうこともあるんです。
腸と肌は思っている以上に深くつながっているんですね。
コラーゲンの代わりに摂りたい、お肌に優しい美肌成分
「コラーゲンが合わないなら、もう美肌は諦めるしかないの?」
いいえ、そんなことはありません!
コラーゲンが豊富な食べ物は、肉類では牛すじ、鶏手羽先、鶏皮、軟骨など、魚介類ではフカヒレ、うなぎ、魚の皮などです。
これらの食材には、コラーゲンを構成するタンパク質が豊富に含まれています。
高脂質なものも多いため、脂質の摂りすぎには注意が必要です。
私は鮭を焼いたときのパリパリの皮が大好きで、これを食べてもぶつぶつは全然出ないので、鮭の塩焼き派です。
コラーゲン以外にも、お肌のハリや潤いをサポートしてくれる成分はたくさんあるんですよ。
ここからは、コラーゲンの代わりになる美肌成分を、ひとつずつご紹介していきますね。
1. エラスチン ― お肌の弾力を支える、縁の下の力持ち
エラスチンという成分をご存知ですか?
コラーゲンと同じように、お肌の弾力を保つために働いてくれるたんぱく質なんです。
年齢を重ねると、このエラスチンも体の中から徐々に減っていってしまいます。
そのため、お肌のハリが失われたり、たるみが気になったりするようになるんですね。
エラスチンを補ってあげることで、そういったお悩みの対策になります。
そして何より嬉しいのは、エラスチンはコラーゲンに比べてアレルギー反応が起こりにくいということ。
コラーゲンで肌トラブルが出てしまった方にも、試していただきやすい成分なんです。
2. ヒアルロン酸 ― お肌の潤いを守る、保湿の王様
お肌の乾燥が気になる方には、ヒアルロン酸がとてもおすすめです。
ヒアルロン酸サプリメントや、美容ドリンクとして摂取することができますよ。
ヒアルロン酸の最大の特徴は、水分を抱え込む力がとても強いということ。
なんと、自分の重さの約6000倍もの水分を保持できると言われているんです。
すごいですよね!
お肌の内側からしっとり感をサポートしてくれるので、乾燥が気になる季節には特に頼りになる成分です。
3. ビタミンC ― 体の中からコラーゲンを作る力をサポート
「コラーゲンを外から摂るのではなく、自分の体の中でコラーゲンを作る力を高める」
そんなアプローチもあるんです。
そこで活躍してくれるのが、ビタミンC。
ビタミンCは、体の中でコラーゲンが作られるのをサポートしてくれる、とても大切な栄養素なんですよ。
レモンやキウイフルーツといった果物から摂ることもできますし、サプリメントで手軽に補うこともできます。
毎日のお食事やおやつに、ビタミンCが豊富な果物を取り入れてみるのも良いですね。
🍋ファンケルのビタミンCは私の定番で、果物大好きな肌はシミなしのつるつるです。
4. プロテオグリカン ― 最近話題の、注目のハリ成分
プロテオグリカンという成分、最近よく耳にするようになってきました。
これは鮭の鼻軟骨から抽出される成分で、なんとヒアルロン酸以上の保水力を持つと話題になっているんです。
お肌の弾力や潤いを、内側からしっかりとサポートしてくれます。
コラーゲンが体に合わなかった方にも、ぜひ試していただきたい代替成分のひとつです。
ぶつぶつを防ぎながら、美しいお肌を育てていくためのポイント

サプリメントを選ぶとき、また日々のケアで気をつけたいポイントをいくつかお伝えしますね。
無添加・アレルゲンフリーのサプリメントを選びましょう
余計な添加物が入っていないもの、アレルギーの原因になりやすい成分が含まれていないものを選ぶことが大切です。
パッケージの成分表示をしっかり確認してから購入するようにしましょう。
もしコラーゲンを摂るなら、1日あたり5g以下を目安に
どうしてもコラーゲンを試したい場合は、摂りすぎに注意してください。
1日あたり5g以下を目安にして、様子を見ながら続けるようにしましょう。
内側からのケアと一緒に、生活習慣も整えましょう
サプリメントだけに頼るのではなく、質の良い睡眠をしっかり取ること、お肌の保湿ケアを丁寧に行うこと、そして腸内環境を整える「腸活」も意識してみてください。
美しいお肌は、毎日の積み重ねから生まれるものなんです。
それから、これはとても大切なことなのですが、サプリメントが肌に合わないと感じたら、いきなり別のものに変えるのではなく、まず一度使用を中止して、お肌の状態をじっくり観察してみてください。
実は私、せっかちな性格なので「これはダメだ!」とすぐに諦めて次のものに飛びついてしまうことが多くて…
でも、それだと本当の原因が何なのか、自分の肌に何が合っているのかが分からなくなってしまうんですよね。
ここは反省しているところです。
でもね
まとめ ― 合わないと感じたら、無理せず「他の美肌成分」で代用を
コラーゲンを飲んで顔にぶつぶつができてしまう場合は、無理に続ける必要はありません。
体が「合わない」というサインを出しているのですから、それに素直に従うことが大切です。
幸いなことに、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなど、コラーゲンの代わりになる美肌成分はたくさんあります。
これらを上手に取り入れていけば、コラーゲンに頼らなくても、ハリと潤いのある美しいお肌をキープしていくことは十分に可能なんです。
大切なのは、自分の体の声に耳を傾けること。
そして、焦らず、ゆっくりと、自分に合ったケアを見つけていくことです。
年齢を重ねた肌だからこそ、優しく、丁寧に向き合っていきたいものですね。
あなたに合った美肌成分が見つかりますように。

