近年、70代・80代の高齢者たちが、まるで30代・40代のように若々しく活動している姿をよく目にするようになりました。
115歳で亡くなった最高齢者のニュースの裏で、93歳にして体内年齢36歳という驚きの結果を出した方も登場しています。
「年齢=老い」という常識は、もはや過去のものになりつつあります。
日本だけでなくアメリカでも、80歳以上で若さを保つ人々に注目した研究が進められ、世界的に「高齢者革命」が始まっています。
とはいえ、社会全体の意識改革はまだ道半ば。
高齢者に対する雇用や住宅の壁など、現実には課題も山積しています。
この記事では、
- 若々しい高齢者たちの実態
- 高齢社会における社会の課題と未来
- 健康寿命を延ばすために今からできることを、具体例を交えながら詳しく解説します。
高齢者のイメージを根本から覆す新しい時代の生き方、ぜひ一緒に考えてみませんか?
高齢化社会に新しい風 115歳の訃報と36歳の体内年齢
日本国内で最高齢だったOHさん(115歳)が心不全で亡くなったというニュースが報じられました。
一方で、岩手県のHSさん(93歳)は、驚くべきことに基礎代謝などをもとに測定した「体内年齢が36歳」という結果が出ています。
80歳のときに東日本大震災で自宅を流されながらも一人暮らしを続け、得意料理をふるまう際には、誰もが驚くほど機敏な動きを見せるHSさん。
サプリメントにも頼らず、自然な生活の中でこの若さを保っているのです。
こうした事例は、今や日本だけでなく世界中に広がりつつあります。
アメリカでも始まった高齢者の若返り調査
アメリカではすでに「80歳以上で実年齢より30歳以上若々しい人々」を対象とした調査・研究が進められています。
彼らの生活習慣、体の特徴、メンタルの健康など、多角的な視点から「若さの秘訣」が科学的に分析されようとしているのです。
私たちが日常で目にする70代・80代の人たちでも、見た目年齢が2、30歳以上若く見えるケースは珍しくなくなりました。
彼らの細胞レベルでの活性化が進んでいるのかもしれません。
かつて抱かれていた「老人=よぼよぼ」という固定観念は、いまや完全に崩れ去りつつあります。
高齢者を取り巻く社会の課題
高齢者の就労機会はまだまだ狭い
現在は65歳以上は高齢者と位置付けられます。
どうですか?
60代はまだミドルと呼ばれてもおかしくないほど若見えのする人が多いのが現状ではないでしょうか?
若々しい高齢者が増えている一方で、社会制度や意識はそれに追いついていません。
例えば、多くの職場では高齢者の就労機会が非常に限定されています。
年齢による一律な線引きがなされ、実際の能力や意欲を無視されるケースが目立ちます。
この状況は本人にとってだけでなく、社会全体にとっても大きな損失です。
高齢者への住宅差別という現実
また、住宅市場においても、高齢者に貸し渋るオーナーが依然として多いのが現状です。
「高齢だから」「孤独死のリスクがあるから」といった理由で、賃貸契約を断られるケースも珍しくありません。
しかし、今後若者が減少し、空き物件が増えていく日本社会において、この考え方は大きな問題となるでしょう。
社会全体が頭を切り替え、高齢者のポテンシャルを正しく評価しなければ、日本はあらゆる面で衰退の一途をたどる恐れがあります。
健康寿命を延ばすために必要なこと
年齢に抗う努力は欠かせない
加齢による体力・頭脳の衰えは自然なことです。
しかし、それを放置せず「日々の努力によって抗っていく姿勢」が重要です。
・毎日の適度な運動
・バランスの取れた食事
・良質な睡眠
・趣味や学びへの挑戦
これらの積み重ねが、若々しさを保つ秘訣です。
頭と心の柔軟性を鍛える
また、見逃してはならないのが「頭と心の柔軟性」です。
高齢になると新しい情報や価値観を受け入れるのが難しくなる傾向がありますが、これにあらがう意識を持つことが非常に重要です。
性格も影響しますが、「殻に閉じこもらず、生き生きとした社会生活」を送る努力こそが、健康寿命を延ばすカギとなります。
「じじ、ばば」ではもったいない!今の高齢者のポテンシャル
今の高齢者世代は、かつての「じじ、ばば」という呼び方ではもったいないほどの力を秘めています。
元気で活発な人材として、社会に貢献できる場面が多々あるのです。
具体例として
- 地域コミュニティのリーダー
- 子育て世代への支援
- ボランティア活動
- ビジネス経験を活かした起業
高齢者自身が健康で生きがいを持ち、社会で活躍することで、日本全体が元気になっていくのではないでしょうか。
まとめ 高齢者が社会を変える時代へ
少子高齢化が進む日本において、これからの社会を担うのは若者だけではありません。
年齢を重ねてもなお生き生きと輝き続ける高齢者たちが、新たな社会の主役となる時代が到来しています。
私たち一人ひとりが、年齢に縛られず可能性を広げ、健康寿命を意識した生活を送り続けること。
そして、社会全体も高齢者に対する見方を改め、活躍できる場をもっと広げていくことが求められています。
「老い」とは、単なる数字ではなく、心と体のあり方で決まる時代。
若々しく、前向きに、そして自分らしく生きる!
そんな未来を、今ここから一緒に築いていきましょう!
若々しく、エネルギッシュな高齢者たちが、新しい時代の主役になる時代が来ています。
■ 高齢者を正当に評価し、活躍の場を広げる
■ 自らも努力し、健康寿命を延ばしていく
■ 「老い」という固定観念を打ち破る
この三つが、これからの社会に必要不可欠です。
年を重ねても、生き生きと輝き続ける!
そんな未来を私たち一人ひとりがつくっていきましょう。
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