今日は中年以降に訪れる避けては通れない「男性更年期障害」と「女性の更年期障害」についてお話ししたいと思います。
私も経験しましたが更年期症状に表れて困るのが、車の運転をしているときに後頭部からグワッと、なんとも表現しかねる圧力みたいな感覚が押し寄せることでした。
もちろんホットフラッシュは当たり前にあり、突然汗が噴き出すなんてことはざらですが、その上にこの症状で医師もそれは危険だといって、薬を処方してくれていました。
知人の女性の場合は、かなり状況が深刻で、どうにも体が重くてしかもじっとしていると眠気が襲い仕事にも支障が出るほどで、時によっては、這うようにして病院に駆け込んだという人もいました。
外からの見た目には変化がないので、夫から見れば「だらだらとばかりしていて、食事の支度もしていない!」とお怒る人もいたようです。
現代ではできる人がやる!
家事は分担が基本です。
苦しいときは遠慮せずに、お互いに話し合うことも必要ですよね。
更年期障害というと、一般的には女性の問題として知られていますが、実は男性にも同様の症状が現れることをご存知でしょうか?
羽鳥モーニングショーでも取りあがていましたが、
男性更年期障害(LOH症候群)は、男性ホルモンであるテストステロンの減少によって引き起こされる症状のことを指します。
女性の更年期障害は閉経前後に集中して発症しますが、男性の場合は40歳以降、徐々に症状が現れることが多いです。
でも、更年期症状は女性のものと言われていましたから、男性も現れるというのは、最近になって言われ始めていますよね。
例えば、疲れやすさや集中力の低下、イライラ感、さらには性欲の減退などが挙げられます。
これらの症状は、日常生活や仕事に大きな影響を与えることがありますよね。
女性の更年期障害も同様に、ホルモンバランスの変化によって引き起こされる様々な症状の、ホットフラッシュや不眠、気分の浮き沈みなどが代表的です。
どちらの更年期障害も、適切な治療や生活習慣の改善によって症状を軽減することが可能なんですが、男性は思いもよらない症状にまさか更年期障害だとは思わず、自信を無くしたり、落ち込んだりしてしまいます。
もし、最近体調が優れないと感じることがあれば、それは更年期障害が原因かもしれません。
専門医に相談することで、適切なアドバイスや治療を受けることができます。
あなたの健康を守るために、早めの対策を心がけましょう。
今回は、女性更年期障害と男性更年期障害の違い、そしてその対処法についてみていきましょう。
更年期障害の症状
男性の場合は、テストステロンというホルモンの減少がゆっくりと進行し、徐々に更年期の症状が出てきます。
このホルモンの変化が、身体的・精神的な不調をきたします。
男女ともこの変化は必ずと言っていいほど起こる症状と理解して正しく認識し、正しく対処することが大切ですね。
女性更年期障害の症状
女性の場合、更年期障害の症状は非常に多岐にわたりますが、代表的なものをいくつか紹介します。
ホットフラッシュ(顔のほてり)
突然、顔や体が熱くなり、汗が大量に出ることがあります。
これはエストロゲンの減少が体温調節に影響を与えるためです。
電車に乗っていても、車を運転していても、いつやってくるかわからない症状には、はじめは腹立たしくなりますが、これもいつかは無くなる症状でなので致し方ないとあきらめてしまいます。
睡眠障害
夜中に何度も目が覚めたり、入眠に時間がかかたりすることが多くなります。
これはかなり深刻ですよね。
最近は薬ではなく乳製品も多く出回っているので、これを飲むことも人によっては楽になる方法かもしれません。
イライラしたり
精神的に不安定になったり、細やかなことでイライラしたり、急に気分が沈んでしまったりすることもあります。
場合によっては私の知人のように、うつ状態になる人もいます。
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だるさや疲労感
以前よりも疲れやすく、日常生活に支障を感じることがあるかもしれません。
月経不順や閉経
月経が不規則になり、最終的には更年期を迎えます。
骨粗しょう症
テストステロンが骨の健康にも影響を考慮するため、骨密度が低下し、骨折のリスクが懸念されます。
男性更年期障害の症状
男性もまたホルモンの変化による症状を感じることがあります。
これは「男性更年期障害(LOH症候群)」と呼ばれるものです。
代表的な症状をみると
疲労感や無気力
テストステロンの減少により、慢性的な疲労感や、やる気の低下が見られます。
筋力低下
筋肉が減り、体力が落ちることが多くなります。
イライラや不安感のある
女性と同様に、精神的な不安定さが出てくることがあり、イライラしやすくなることもあります。
骨粗しょう症
女性と同じく男性もテストステロンが骨の健康にも影響するため、骨密度が低下し骨折のリスクが多くなってきます。
更年期障害の共通の対処法
男女ともに更年期障害は、身体的・精神的な影響を受けるため、正しい対処法が必要です。
こちらに、共通して効果的な対処法を紹介します。
食生活の見直し
バランスの取れた食事は、更年期の症状を軽減する重要な要素です。
特に大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするため、ホルモンバランスの乱れを緩和する効果が期待できます。
また、カルシウムやビタミンDの摂取を心がけることで、骨粗しょう症のリスクを軽減できます。
運動習慣を取り入れる
定期的な運動は、ホルモンバランスを整え、心身の健康を整えるために非常に効果的です。
ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動から始めて良いでしょう。
筋力トレーニングも男性には効果的で、筋肉量を維持することができます。
ストレス管理
心のケアが大切です。
ストレスは更年期の症状を悪化させる原因となるため、リラクゼーション法や趣味に時間を使い、リラックスする時間を持ちましょう。
瞑想や呼吸法も、心を落ち着かせるのですぐに役立ちます。
これは私も毎日欠かさず行っている方法ですが
瞑想は途中で眠ってしまったり、飽きてしまうのでなかなかむつかしいのですが、呼吸法はおすすめです
意外と気分がすっきりとしますから。
良質な睡眠を確保する
睡眠の質が低下すると、疲労感やイライラが増し、更年期の症状が著しくなることがあります。
とはいえ、これもなかなかむつかしい!
寝る前のスマホやパソコンの使用を控え、リラックスした環境で睡眠をとることを心がけましょう。
私は寝る前には読書三昧です。
この時にするのは、読書をする時は、日常生活では300~750ルクスの照度が必要ですが、一段階低いルクスで読書です。
この方法を取り入れていると、頑固な入眠障害の私でも、自然に眠気をもよおすから不思議です。
そして、読書首(スマホ首)改善のため、指や腕、肩のマッサージやテニスボールを転がしておいて足裏の筋トレ、腕回しで猫背改善などをしてから寝ると、不思議に眠れますよ。
ただし夏冬には寝具を適温にしてからベッドに入る必要はありますが。
専門医の相談
更年期の症状が、日常生活に耐えられない場合は、専門の医師に相談することが大切です。
症状緩和には処方の漢方薬も試しましたし、その頃に新しく入ってきたという薬も処方してもらいました。
どれが合うかは人それぞれですから、長い更年期期間にいろいろ試して、自分に合う処方を取り入れてみてください。
ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、サプリメントなど、個々の症状に合った治療法を提案していただけますよ。
女性更年期特有の対処法
女性の場合、エストロゲンの減少が主な原因であるため、ホルモン補充療法(HRT)が有効な対策となることがあります。
また、カルシウムやビタミンDを豊富に含む食品を摂取し、骨の健康を守ることも重要です。
また、精神的なケアとして、家族や友人と定期的に話すことや、カウンセリングを受けることも助けになりますから。
特に趣味と実益を兼ねた方法もおすすめです。
こうならないように!
男性更年期特有の対処法
男性の場合は、テストステロンの減少に対処するため、正しい運動や食生活の見直しが重要になってきます。
特に筋力トレーニングは、テストステロンの分泌を促進する効果が期待できますから、近くに「ちょこザップ」があればおすすめですね。
また、医師による薬の選択肢の一つです。
心の健康に関しても、家族や専門家とのコミュニケーションを大切に、孤独感や不安感を軽減することが大切ですし、男性も積極的に心のケアを取り組むことをおすすめします。
ちょうどこの年齢の時期は、家庭で様々な事態が発生する時期でもありますから、よけい問題を大きくしないように、夫婦はお互いに更年期の時期であることを認識して、対処していきたいものです。